ブラックジャックのサレンダーとは? 基本ルールや使い方を解説

ブラックジャックには、損失を最小限に抑えるための「サレンダー」というアクションがあります。初心者の方には馴染みのないアクションかもしれませんが、正しく活用すれば長期的な損失を減らすことができます!

本記事では、サレンダーの基本ルールやタイミング、実際の活用方法まで丁寧に解説していきます。ぜひ参考にしてください♪ 

ブラックジャックのサレンダーとは?

ブラックジャック では、プレイヤーが「この勝負には勝てない」と判断した場合、自らの意思でゲームをサレンダー (降参) できます。

サレンダーを選択すると、勝負を途中で降りることになりますが、賭け金の一部を取り戻せます。

主に 、プレイヤーの手札が不利で 、ディーラーのアップカードが強い場面で活用される戦略のひとつ。ただし、使いどころを誤ると損失が増えてしまうため、適切なタイミングで活用することが非常に重要!

まずは、サレンダーの基本的なルールや仕組み、実行するタイミングについて詳しく見ていきましょう!

サレンダーの基本ルールと仕組み

例えば、$10賭けていた場合、サレンダーを選択すると$5失いますが、残りの$5は返金されます。

そのまま勝負を続けて負けてしまうと$10すべてが失うため、サレンダーを活用すれば損失を半額に抑えられるのです!

ただし、サレンダーはどのタイミングでも使えるわけではなく、基本的には「ヒット」や「スタンド」などの通常アクションを選ぶ前にのみ宣言できます。また、すべてのブラックジャックのテーブルゲームで利用できるわけではなく、サレンダーが認められているルールでのみ使用可能です。

サレンダーの種類

サレンダーには「アーリーサレンダー」と「レイトサレンダー」の2種類があります。

1.アーリーサレンダー

ディーラーがブラックジャックかどうか確認をする前にサレンダーを宣言できる形式。この場合、たとえディーラーがナチュラル・ブラックジャックだったとしても、プレイヤーはその前に降りることで損失を半額に抑えられます。

そのため、アーリーサレンダーはプレイヤーに有利なルールとされていますが、採用しているカジノは少ないのが現状です。

2.レイトサレンダー

ディーラーがブラックジャックでないと確認された後にのみ宣言できる形式。つまり、ディーラーがナチュラル・ブラックジャックだった場合はサレンダーを選ぶことはできず、通常通り全額を失うことになります。

多くのテーブルゲームでは、レイトサレンダーのルールが採用されています。

サレンダーとインシュアランスの違い

サレンダーと混同しやすい選択肢として、インシュアランスがありますが、この2つは目的も仕組みも異なります。ここで理解しておきましょう!

サレンダーを使うべきか? タイミングと期待値

ブラックジャックでサレンダーを有効活用するには、「いつ使うべきか」というタイミングの見極めが最も重要です。感覚ではなく、確率や統計に基づいた判断することで、損失を抑え、利益につなげることができます!

ここでは、サレンダーを使うべき4つの場面と、期待値の観点から見た効果について詳しく解説します!

最適なタイミングは4つのみ

ブラックジャックにおいて、サレンダーを選択すべきタイミングは限られています。以下の4つの場面は、統計的に見て損失を抑えられるとされています。

• プレイヤーのハンド: 「15」、ディーラーのアップカード: 「10」
• プレイヤーのハンド: 「16」、ディーラーのアップカード: 「9」
• プレイヤーのハンド: 「16」、ディーラーのアップカード: 「10」
• プレイヤーのハンド: 「16」、ディーラーのアップカード: 「A」

これらは「勝てる確率が極めて低い状況」と言えます。

例えば、ハンド16対ディーラーの10では、プレイヤーがヒットしても自らバーストする確率が高く、スタンドしてもディーラーに負けてしまう可能性が高くなります。

このような不利な状況では、潔くサレンダーを選ぶことで損失を半分に抑え、資金を次の勝負に温存するという戦略が有効と言えます。 

サレンダーの期待値 (EV)

期待値 (EV)とは、「ある行動を取ったときに、平均的にどれくらいのリターンが見込めるか」を示す数値です。サレンダーを活用することで、プレイヤーが不利な場面での損失を軽減できるため、全体の期待値をわずかに向上させることが可能になります。

以下の表は、サレンダーの種類ごとの期待値を示したものです!

数値だけを見ると小さな違いに見えるかもしれませんが、プレイ回数が増えることで、0.1%の差は大きな金額になります。特にアーリーサレンダーは、ディーラーがブラックジャックかどうかを確認する前に降りられるため、より大きな損失回避につながるでしょう!

ブラックジャックでサレンダーをする方法

サレンダーを使いこなすには、ルールや戦略を理解するだけでなく、実際のプレイ中にどのように宣言するかを知っておくことが重要です!

ランドカジノとオンラインカジノでは操作方法やアクションが異なるため、それぞれの方法を解説します。

ランドカジノでのサレンダーの宣言方法

ランドカジノでは、基本的にディーラーに口頭で「サレンダー」と伝えるか、ハンドシグナルするのが一般的です。

手順は以下の通りです。

• 右手を軽く握り、人差し指だけを伸ばす
• テーブルの上に人差し指を置き、左から右へスライドさせる

このジェスチャーによって、ディーラーにサレンダーの意思が伝わります。

ただし、タイミングは最初にカードが2枚配られた直後で、他のアクション (ヒットやスタンドなど) を行う前に限られるので注意しましょう!

オンラインカジノでのサレンダーの宣言方法

オンラインカジノでは、ブラックジャックゲームによって操作方法が異なりますが、サレンダー可能なテーブルでは画面上に「サレンダー (Surrender) 」または類似のアイコンが表示されます。

このボタンをクリックすることで、簡単にサレンダーを宣言できます。

ただし、すべてのブラックジャックゲームにサレンダー機能があるわけではありません。サレンダーボタンが表示されていない場合、そのゲームでは利用できないので、事前にルールやゲーム情報を確認しておきましょう! 

ブラックジャックのサレンダーを正しく活用して損失を抑えよう

ブラックジャックにおけるサレンダーの仕組みや使うべきタイミング、そして実際の宣言方法についての知識は深まりましたでしょうか?

サレンダーは消極的な戦略のように思えるかもしれませんが、確率や統計に基づいて活用すれば、長期的に見て損失を大きく抑えることができます!

特にハンドが不利な場面では、無理に勝負を続けるよりも早めに撤退し、資金を温存する方が得策です。

初心者から中級者の方は、まず以下のポイントを意識してみてください♪

• サレンダーはゲームを降りるアクション
• サレンダーをすると賭け金の半分が返金される
• 有効な場面は「ハード15・16」に対してディーラーの強いカード (9・10・A)
• アーリーサレンダーの方が期待値は高い (+0.62％)
• 利用可能なゲームかどうか確認が必要
• ランドカジノではハンドシグナル、オンラインでは専用ボタンで宣言

これらのポイントを覚えてベラジョンカジノのブラックジャックでサレンダーを活用してみましょう!　

なお、もう一度ブラックジャックについて復習したい方は、ブラックジャックのルールをご参考にしてください♪